【文系社会人】私なりの趣味としての数学の楽しみ方9選をご紹介

数学がちょっと好きなだけの文系社会人だけど何をしよう…

今回は、こんな方に向けた記事になっています。

文系の学校を卒業し、数学とは無縁の職業についていても「数学が好き」という人も多いのではないでしょうか。

私自身もイチ営業職と働いていますが、あくまでも「趣味の数学」を楽しんでいます。そんな私なりの楽しみ方をご紹介します。

この記事でわかること
  • 文系社会人におすすめの趣味数学の楽しみ方
  • おすすめの勉強法や書籍・YouTubeなど
  • 文系社会人が数学を学び直すメリット

また、私は数学を社会人になって1から勉強をやり直しました。

中学数学からもはや怪しい…という方は、以下の記事も併せて読んでみてください。

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目次

文系社会人なりの趣味の数学の楽しみ方9選

ここからは、私なりにおすすめできる「趣味数学の楽しみ方」について紹介します。

前述の通り、私はただのイチ営業職。普段の業務の中で小難しい数学を使う機会はありませんので、あくまでも休みの時間などに息抜きレベルで数学を楽しんでいます。

順に詳しく解説をします。

1.数学系YouTuberを見る、問題を解く

個人的に一番楽しいのは、数学系のYouTubeを見ることです。

とにかく数学系YouTuberの方の出されている解説動画を見たり、その問題を一時停止して解くのが楽しすぎて辞められません。

参考までに、私が大好きな数学系YouTuberを載せておきます。

文系社会人でも楽しめる数学YouTuber

予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」

専門的な数学から、高校数学レベルで理解できる大型講義がたくさんあり、一番のお気に入りチャンネル。

ド文系でも分かる【ゆっくり数学】

ド文系でも数学を楽しみたい!!というコンセプトのチャンネル。初心者にもわかりやすく数学の雑学を解説してくれます。

実は面白い数学の話【ゆっくり解説】

数学にまつわる雑学などを懇切丁寧に教えてくれるチャンネルです。

ナゾトキラボ【IQ & 謎解きチャンネル】

「積分って何に使うの?」「対数って何?」といったような疑問を解消してくれるような解説動画や、クイズ問題がたくさんあります。

数学を数楽に

数学を基礎から学びたい人におすすめ。まさに学校授業のような形で問題を解説してくれます。

MathLABO〜東大発「みんなでつくる」数学ベスト良問集〜(マスラボ)

主に大学受験レベルの数学をかなりわかりやすく解説してくれます。大学受験向けチャンネルですが、文系社会人でも十分に楽しめます。

これらだけではないですが、普段私のYouTubeのおすすめに表示されるチャンネルを一覧にしてみました。

一度見ると、他にも数学関連のおすすめ動画がたくさん出てくるので、そちらも見ています!

2.センター試験(大学共通テスト)の数学の過去問を解く

続いての楽しみ方は、「センター試験の過去問を解く」楽しみ方です。

センター試験は認知度も高く、毎年問題が細かい解説付きでネット上に公開されています。

「解説の文章を読んでもわからない!」という場合でも、大抵YouTubeに解説動画が載っているので安心です。

センター数学では、最初の方の問題が中学数学〜高校数学の1年目くらいまでがわかっていれば解ける問題もたくさんあるので、数学が苦手な人でも楽しめます。

3.数学のパラドックスについて調べる

数学のパラドックスについても調べると、ネットサーフィンが止まりません。

社会人が数学の勉強をやり直した具体的な方法』という記事でもいくつかパラドックスを紹介しています。

パラドックス(paradox)とは、正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉

Wikipedia

YouTubeでも数学パラドックスについて調べると無数に出てきますが、参考までにパラドックスを沢山まとめてくださってるサイトをご紹介します。  

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また、動画ですがこういうのも入門編として面白いです。

4.青チャート問題集を解く

続いては、『青チャート式』などの問題集を解くことです。

ネット上に転がっている問題だけだと、どうしても問題数が不足してしまったり、ジャンルに偏りができてしまいます。

実際に受験勉強で使われるような書籍であれば、体系的に数学を学べるので楽しいです。

受験勉強ではないので、苦手な分野は飛ばしてOKです。

数学にハマりすぎて、難関大学を受験する生徒御用達の問題集『青チャート』を購入。

これは問題が無数にあって、難易度も適度に高いのでかなり楽しめます。

5.数学検定の勉強をする

また、数学に関する資格の勉強もおすすめです。

個人的におすすめなのは「数学検定」です。

1級大学程度・一般
準1級高校3年程度
(数学Ⅲ程度)
2級高校2年程度
(数学Ⅱ・B程度)
準2級高校1年程度
(数学Ⅰ・A程度)
3級中学校3年程度
4級中学校2年程度
5級中学校1年程度
公式HPより引用

受験勉強でもしない限り、自分の成長が分かりづらいですからね!

ちなみに私は準1級のテキストを買って勉強をしていました。

やはり資格の取得など明確な目標があると、モチベーションになりますね。

6.数学オリンピックの問題に挑戦する

また、数学オリンピックの問題に挑戦するのも楽しいです。

数学オリンピックの問題を解くのであれば、以下のレベルがおすすめ。

  • 日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)
    • 中学生以下が対象
  • 日本数学オリンピック(JMO)
    • 高校生以下が対象

正直、中学生以下が対象の日本ジュニア数学オリンピックの問題でも驚くほど難易度が高いです。

とはいえ、特別な知識がなくともひらめきで解ける問題も多く、初学者でも十分に楽しめます。

7.数学に関する本を読む

数学を学び直すことで、数学を取り扱った書籍も楽しめるようになりました。

中でも面白かったのは『数学ガール』という物語形式になっている数学の本です。

中盤以降は割と難易度の高い問題を主人公が出してきますが、初心者でも数学を楽しめる1冊になること間違いなし。

また、数学の歴史に関する書籍も非常に興味深いです!

絶対に読んで欲しいのは以下の二冊。

どちらもサイモン・シンという作家が書いた本です。

小難しそうなタイトルですが、中身はあくまでも数学の難問に立ち向かう数学者たちの熱い歴史のドラマです。

8.数学を用いる資格取得を目指す

数学を用いるような資格の取得を目指すのもおすすめです。

例えば、以下のような検定です。

実際にビジネスの場や、転職活動にも大きく生きる資格群です。

ちなみに私はこの中でも「統計検定3級」と「Pythonエンジニア認定基礎試験」を取得しました。

統計検定とは、データに基づいた客観的判断を下せるようにするためのスキルです。

統計検定3級だと、偏差値の算出だったり、統計の種類や、データ毎の相関関係を数式から計算したり…などが多い印象でした。

統計検定3級なので入門編といえばそうなのですが、これは営業職でも生かせています。

9.パズルを解く(ナンプレなど)

最後に、数学とは若干ずれますが、パズル系の遊びも楽しいです。

いわゆる計算ではないですが、数学的な論理的思考力が求められます。

  • イラストロジック
  • ナンプレ(数独)
  • 15パズル

などのパズルを楽しんでいます。

今だとスマホの無料アプリで楽しめるのでおすすめですよ。

社会人が数学を学び直すことのメリット

改めて、社会人が数学を学び直すことのメリットについてです。

  • 論理的思考力が身につく
  • ひらめき力が身につく
  • 計算力が身につく
  • 趣味の幅が広がる
  • 仕事やキャリアの幅が広がる

など、数えきれないメリットがあると感じていますが、「正直、数学以外でも身につけられるよね?」というのが本音でした。

じゃあ、改めて数学を学び直す理由とはなんだろう。」と考えていた時に出会ったのが以下の動画です。

この動画のでんがんさんによると、数学を学ぶ理由とは「未来を予測する力」といっており、かなり納得できました。

  • この株価上がるから買っておいた方がいいよ
  • 宝くじを買い続けた方がいい!
  • このギャンブル絶対儲かるからおすすめだよ

このような誘い文句に対しても、数学的な基礎力があれば「期待値を計算」したり、「株について数学的な分析」ができるようになり、騙されたり、直感だけで行動し失敗するリスクを最大限減らすことができます。

これは数学的な難しい計算が必要というわけではなく、直感的に数学で簡易的に未来を想像できるか、という話です。

中学生レベルの比例や反比例を知っていれば、「人口の未来予測」や「日本のGDPの将来予測」なども脳内で簡単にイメージできますよね。

「未来を想像し今とるべき行動がわかる」というのが数学を学び直す一番のメリットです。

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文系社会人の営業職でも数学の思考法は活用できる

ここまで数学の楽しみ方について解説してきましたが、私は数学を直接的に扱う職業ではありません。

結論、趣味止まりです。

ですが、全くの無駄になっているわけではなく、数学から身についた論理的思考だったり、数字などのデータを元に仮説検証をする能力は本当に身についたと思っています。(特に統計検定で)

今は私は営業職として働いていますが、顧客のデータを収集して、成約率に一番相関の高いデータを抜き出して、それを元にアプローチリストを作成したりしています。

「文系社会人だから….」「数学とは無縁の職種だから…」と考えるのではなく、今の業務に対してどのように数学を活用すれば、より仕事で成果が出せるのか?

という視点で考えてみると、決して数学の学び直しが無駄になる職業はないはずです。

まとめ:文系社会人でも数学の楽しみ方は無限大

最後になりますが、文系の社会人でも数学の楽しみ方は無限大です。

もちろん、大学や専門レベルの数学は今の私も一切わかりません。それでも、人生の趣味の幅は広がりましたし、数学を趣味にすることによって確実に人生にはプラスの影響が出ました。

最後に、本記事で紹介した文系社会人なりの数学の楽しみ方についてのまとめです。

正直趣味であれば、「今後人生にどう役立つ?」と気にする必要もないですし、「仕事に活かしたい!」のであれば、工夫次第でいくらでも応用可能です。

数学好きの全文系社会人の方の参考になれば幸いです。

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