インサイドセールスしんどすぎ!
インサイドセールスってどんな辛さがあるの?
今回はこんな疑問を解決する記事になっています。
インサイドセールスは、近年需要も伸びており将来性もある仕事ですが、辛い部分があるのも事実です。
私は転職をして2社でインサイドセールスや立ち上げフェーズも経験。そして2年以上のキャリアがありますので、その経験をもとに記事を書いていきます。
インサイドセールス職への転職を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
おそらくここまでリアルに書いている記事はないです。
- インサイドセールスを辞めたいと思う瞬間
- インサイドセールスが辛い時の対処法
- インサイドセールスからのキャリアパスについて
この記事を読んでみれば、明日からのインサイドセールス業務が少しはラクになるかもしれません。
インサイドセールスは楽しさややりがいもある仕事ですし、キャリアパスも様々なのでおすすめの職種です!
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インサイドセールスとは
まずはインサイドセールスとは何かについて前提を解説します。
インサイドセールスとは、電話やメールを駆使して見込み顧客にアプローチをする職種です。
その効率の高さやSaasサービスとの相性の良さが注目され、日本でもSaas業界で次々に導入されています。
関連記事Saas営業とは?転職におすすめの理由と仕事内容やキャリアパスついて徹底解説
インサイドセールスはマーケティング部門が獲得してきた、見込み顧客に対して、電話やメールでアポイントの獲得を目指します。
そしてアポイントをもとに商談を行い、成約を目指すのはあくまでもフィールドセールスの仕事なので、インサイドセールスはあくまでもアポイント獲得までが仕事ということです。
従来の営業と異なり、成約までのプロセスが細分化され、色々な部署との関わりが発生するのが特徴です。
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インサイドセールスが辛いと感じるポイント
実際にインサイドセールスを経験した立場から、「辛い・辞めたい」と感じるようなポイントは以下の通りです。
実際の業務内容をもとに解説をしていきます。
また、インサイドセールスに向いている人の特徴は以下の記事で解説をしています。
関連記事インサイドセールスに向いている人と向いていない人の特徴
日次や週次での目標が辛い
毎日の目標を追うのが辛すぎる…
インサイドセールスという職種を採用している企業そのものがスピード感が早い業界が多いです。
そのため、1日で1~2件のアポイント獲得や、1週間で10件のアポイント獲得などの目標数字が短期間で設定されていることもあります。
午前中に1日の目標数字を達成した日は、午後はゆっくりできたりもしましたが、夕方ごろになってもアポイント獲得が0件の日は結構しんどかったです….
KPIや目標設定が不適切
このKPIどうやって達成するの?現実的に無理じゃない?
インサイドセールスという組織自体がまだまだ未成熟や型ができていない企業も多いです。
そのため、マネジメント側も適切なKPIや目標設計ができておらず、チームメンバーのモチベーションが上がりづらい状況も発生します。
現実的な数値を実際の自分の数字と比較して、現状を言語化して正しく伝えることができれば、変わるかもしれません。
マーケティングとの関係が辛い
マーケティングからの”もっと商談獲得して”のプレッシャーが凄い….
マーケティング部門は「見込み顧客」の獲得がメインの仕事ですが、その質もKPIに組み込まれていることがほとんどです。
具体的には、獲得した見込み顧客からどれだけ「商談設定」や「成約」に繋がっているかどうかです。
そのため、インサイドセールスが不適切なアプローチを行なって商談設定の機会を逃していた場合は、マーケ側の労力も無駄に。
フィールドセールスとの関係が辛い
フィールドセールスからもっと温度感高いパスをよこせと….
インサイドセールスが無理やり獲得したような商談であれば、フィールドセールスからの厳しいフィードバックを受けることもあります。
自分のKPIを達成するためだけに強引に獲得してしまうケースも少なくありません。
完璧な商談設定は不可能なので、積極的にフィールドセールスと連携し、「ヒアリングすべきこと」「興味喚起すべきポイント」などの優先順位づけをおこなって、改善していく必要があります。
テレアポと混同し、やりがいが見出せない
もはやただのテレアポでやりがいを感じない…
テレアポ | インサイドセールス | |
---|---|---|
目的 | アポイントの獲得 | お客様に興味を持ってもらう |
時間軸 | アポ取れなければ終わり | 長期的にアプローチして、温度感を高める |
マーケティング要素 | 少ない | 多い |
他部署との連携 | 少ない | 多い |
実際には上記の表の通り、テレアポとインサイドセールスには大きな違いがあります。
しかし、インサイドセールスとは名ばかりでテレアポと同じような業務内容の会社があるのも事実です。
電話して、断られて、「はい次!」のようにやっていると、テレアポと混同してしまいがちです。
断られ続けるのが辛い
やばい、今日は一日中断られてる….
インサイドセールスも営業職なので、顧客に断られることもあれば、かなり冷たくあしらわれることもたくさんあります。
電話でお互いの顔が見えない営業なので、普段以上にストレスを感じてしまうかもしれません。
これも半年くらいやってると、ゲーム感覚で結構楽しめるようになるもんです。
インサイドセールスが辛い時の対処法
ここからは、インサイドセールスが辛い時の対処法についてです。具体的には以下の通りです。
- 日次や週次でのKPIや目標が辛い時の対処法
- 他部署との関係が辛い時の対処法
- 他部署との関係が辛い時の対処法
- 重要 キャリアパスについて考える
ちょっとした視点を変えてみたり、行動をすることで楽しめてきたりすることもあります。
日次や週次でのKPIや目標が辛い時の対処法
日々の目標や、KPIが不適切だと感じる時にすべきことは以下の通りです。
- 午前中や週初などに余裕を作る工夫をする
- 午前と午後、今日と明日でアプローチを変えて分析する
- 現状と、適切なKPI設計について上長へ打診する
インサイドセールスで成果を出せている人の特徴は、締め切りや月末に合わせて調整ができているケースが多いです。
なるべく、1日や週の前半でやり切る工夫をすることです。
他部署との関係が辛い時の対処法
他部署との関係が辛い時にはとにかくフィードバックを貰うことです。
積極的にフィードバックをもらいに行くことで、改善点が見つかるのはもちろんですが、フィールドセールス側からの印象も上がり、良い関係が築ける可能性が高いです。
また、マーケティング側へも積極的にフィードバックを行いましょう。
そうすることで、見込み顧客の質も高まり、将来的に仕事がやりやすくなる可能性が高いので、早めに伝えておくことが大切です。
テレアポと混同し、やりがいが見出せない時の対処法
テレアポと混同してしまい、やりがいが見出せない場合は、「目標以外にすべきことを見つける」のがおすすめです。
テレアポとの大きな違いは「アポを獲得することだけ」が目的じゃない点です。
- アポ獲得できなかった顧客属性の分析
- スクリプトの改善
- アプローチリストの精査
- フィールドセールスの商談同席
- マーケティング部門への数字でのフィードバック
- ターゲットの設計
- 競合他社の調査・分析
とにかくやるべき事はたくさんあります。
営業以外のスキルもたくさん身につけられるのがインサイドセールスの魅力の一つです。
重要 キャリアパスについて考える
この記事の次の章でも解説をしていますが、辛い時の対処法として「キャリアパス」について考えるのも効果的です。
インサイドセールスを一生涯やり続ける!という人は多くありません。
多くの人が、あくまでもキャリアの踏み台として考えていると感じています。
それは多くの企業側も理解しており、インサイドセールス経験者には様々なキャリアパスを用意しているところが多いです。
例えば、以下のようなポジションです。
- インサイドセールスのマネージャー
- フィールドセールス
- 事業企画のポジション
- 営業企画のポジション
- マーケティング部への転向
インサイドセールス業務をやっているうちから、必ず社内のマネージャーなどに対してはどのようなキャリアイメージを持っているかは逐一伝えておきましょう。
長くても1~2年ほどすればインサイドセールスから次のポジションへ異動することが多い印象です。
インサイドセールスでは、電話営業だけでなく、目標数字に対する戦略設計やターゲット戦略などのマーケティング要素、細かい自立能力など求められることが多い分、どの部署に行っても活躍できる人材が育ちます。
自分の理想とするキャリアビジョンに近づいていることを実感しながら働くことができれば、辛い時期を乗り越えられるはずです。
インサイドセールスとして働く魅力
インサイドセールスとして働く魅力やメリットは沢山あると考えています。
かつての非効率的な営業とは異なり、働き方が自由であったり、幅広いキャリアパスが用意されているからです。
Saas業界のインサイドセールスとして働く魅力やメリットは以下の通りです。
順に解説していきます。
働き方や時間に縛られない
1番の魅力はなんといっても自由に働くことができること!
従来の営業と異なり、電話やメールなどのオンライン上でのアプローチで完結するのがインサイドセールスです。
そのため、時間に縛られずに、ある程度好きな時間に好きな場所で仕事ができます。
実際に私の会社のインサイドセールスでも、お子さんを育てながら、保育園への送り迎えで抜けられたり、早上がりしながら柔軟に働いている人も沢山います。
幅広いスキルを身につけることができる
幅広いマルチなスキルを身につけることができます。
KPIに対して数字で分解して戦略を立てたり、マーケティング的な発想も身に付きます。
また、アプローチしている顧客属性の分析やそれに対する仮説を立てて改善・行動していくという根本的なビジネススキルが必要なのも魅力の一つ。
キャリアパスが様々
インサイドセールスは、需要が高まっているだけでなく、キャリアの選択肢も広がります。
業務上、色々な部署と関わり、営業以外のスキルも必要になるからです。
私の周りでは、インサイドセールスからの転職やキャリアチェンジで多いのは以下の通りです。
実際に私は転職活動の中で、事業企画や営業企画のポジションの内定をいくつかもらいました。
同じ会社内でフィールドセールスやチームリーダーを目指すケースも多いですが、転職をした際に大幅に年収UPしているケースもかなり多いです。
関連記事フィールドセールスとは?インサイドセールスとの違いと業務内容を経験者が解説
インサイドセールスからの転職を成功させる方法
インサイドセールスからの転職を成功させるために重要なのは
- 自分の市場価値の把握
- どんなSaas企業があるか
を知っておくことです。
今いる会社での昇進を目指すのも良いですが、転職をした時の年収の伸び代が大きいのがSaas営業です。
まだ流石にすぐ転職をするつもりはないです。
すぐに転職しなくても、今の自分の想定年収や、理想の求人があるかどうか?を知っておくことは大切です。
自分の市場価値や、世の中にどんな求人があるかを知っておくことで、現在の職場でどのようなスキルや実績を残すべきかが明確になるからです。
以下の記事でも、Saas営業への転職におすすめの転職エージェントをまとめているので、是非参考にしてみてください。
関連記事【厳選】Saas営業への転職に強いおすすめの転職エージェントと転職サイト
自分の市場価値を知る方法
自分の市場価値を知る方法は沢山ありますが、一番手っ取り早いのは無料の診断ツール等を使うことです。
数々の診断ツールを試しましたが、一番おすすめなのはASSIGN(旧VIEW)というスマホアプリの診断です。
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自信の経歴と性格や特性を入力するだけで、AIが自動で市場価値や転職すべきポジションを提示してくれるスマホアプリです。
今後数年間で想定される年収推移もグラフで診断されるので、なんだか人生のモチベーションも上がります。
これは本気で5分の診断と言って侮れなすぎます。
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転職エージェントを活用する
Saas業界での転職や年収UPを目指すには転職エージェントの利用が不可欠です。
理由は以下の2つです。
一つずつ順に解説をしていきます。
転職は情報戦。転職エージェントにしかない情報がある。
転職を成功させるには情報が命です!
「自分が調べていた情報と違った…」とならないように、転職を希望している会社については徹底的に調べる必要があります。
そして転職エージェントにしか持っていない情報が沢山あります。
- その会社に最近転職した人の年収は?
- 直近の離職率は?
- 内定が出た人の特徴やスキルは?
これらは調べて出てくるようなものではないので、実際にエージェントに尋ねてみることで求人の解像度が確実に上がります。
Saas業界のベンチャー企業は情報が出回りにくい
Saas業界のベンチャー企業は情報が出回りにくい傾向があります。
近い将来上場を目指しているために多くの情報を非公開にしていたり、そもそも人数が少ないため口コミなどが調べられないという点です。
そんな中、日本の中でも爆増しているSaas系企業の中から自分にマッチした企業を探し出すのは不可能です。
そのため、エージェントを使い倒すつもりで情報を集めることに尽力しましょう。
インサイドセールスのキャリアは可能性がある
- インサイドセールスは工夫次第で楽しむことができる
- インサイドセールスはキャリアパスも様々で転職時に年収UPすることが多い
- Saas営業への転職・キャリアアップの成功には情報集めが大事
インサイドセールスには辛い瞬間や辞めたくなるようなこともあるかもしれませんが、魅力も同じだけ沢山あります。
1~2年経験を積んでキャリアアップ・年収UPしていくのも当たり前の業界です。
とはいえ、Saas業界内での転職を成功させるためには情報収集が一番大事。
自分の市場価値を把握すること、そして世の中にどんなSaas企業があるのかを把握することです。
まずは無料の診断ツールなどでサクッと市場価値を診断し、実際に転職エージェントへ登録して求人だけでも調べてみてください。
また、当ブログでは、「20代向けSaas営業職への転職」について発信しております。
ぜひ他の記事も参考にしてください。