第二新卒での転職ってほぼほぼ門前払いって本当?
第二新卒での転職で門前払いされるケースが多いのは事実です。
私自身、第二新卒での転職活動時に、20社以上の会社で速攻で書類落ちしました。
でも、悲観するのはまだ早いです。
第二新卒での転職のコツを押さえて正しいやり方で行った結果、今では下記のような環境で働けています。
- フルリモート勤務
- フレックス勤務可能
- 前職よりも年収UP
- 成長機会も豊富、市場価値の向上を実感
- 心地よい上司と同期に囲まれてる
本記事では、私の実際の経験や体験談も交えながら第二新卒の門前払いの現実について解説をしていきます。
- 第二新卒での転職で「門前払い」された現実
- 第二新卒では大手は「無理」ではないが「難しい」現実
- 第二新卒で門前払いされる人の特徴
- 第二新卒での転職を門前払いされずに転職活動を成功させる方法
この記事を最後まで読んでいただければ、第二新卒の転職の現実を踏まえた上で、門前払いされない人材になれます。
また、第二新卒におすすめの転職エージェントは下記記事で詳細を解説してるので、合わせて読んでください!
関連記事:【キャリアアップ可能】第二新卒や未経験に強いおすすめの転職エージェントランキング
第二新卒での転職で実際に門前払いされた現実
転職市場において第二新卒が門前払いされるのかどうか?
YesかNoかで言えば、答えはYesです。実際に私が第二新卒で転職活動をした際には、20社以上に書類選考の時点で落とされました。
その時は本当に絶望しましたし、かなり自信を喪失しました….
その現実について、まずはお話をしていきます。
そもそも第二新卒とは?
まずサクッと、第二新卒の定義について確認します。
ここでの「第二新卒者」とは、それぞれの企業の中で第二新卒の定義がある場合にはその定義によるものとし、特に定義がない場合は、学校(高校、専門学校、短大、高専、大学、大学院)卒業後、おおむね
厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」より引用
3年以内の者とした
厚生労働省などでは、このような定義になっているようです。
本記事では私の経験をもとにご紹介しますが、私の経歴は以下の通り。
- 4年生大学/文系を卒業
- 新卒で大企業に就職
- 2年目の途中で転職活動を開始
似たような経歴の方はぜひ参考にしてみてください。
【体験談】書類選考で20社以上落ちた
上記は、初めて私が転職をした際に記録していたメモ帳です。
恐ろしいくらいに書類落ちの連続です。
しかし、この私の過去の経験から伝えたい結論は以下の通りです。
- 第二新卒の転職の現実は厳しい
- 内定が出た会社は結局辞退はしたものの、辞退して1年後くらいに上場していた
- 日本の時価総額Top100の会社からも内定は出た
つまり、第二新卒での転職で門前払いは全然されることもあるけれども、全く希望を捨てる必要はありません。
実際にこの経験を踏まえて転職活動をやり直したことで、今では超絶ホワイト企業で勤務できているので!
関連記事:【後悔するな】第二新卒での転職はやばいからやめとけが嘘な理由と成功させるやり方
最適解はこれから伸びてくる会社を選ぶこと
最適解は、伸びている会社や業界を選ぶこと。
実際に私が転職したのはSaas業界で、特に今圧倒的に伸び続けており、注目の集まっている業界です。
当ブログでは、Saas業界への転職を推しており、ポジショントークにも聞こえるかもですが…
実際に、書類落ちした会社の特徴は以下の通りでした。
- 成熟しきった会社
- 平均年齢が高い会社
- 業界的にもそこまで伸びていない
- まだ成長中でもないベンチャー企業
これらの逆の会社では、積極的に第二新卒を採用しているということもあり、書類選考は通りやすかった印象があります。
そのため、まずは成長しており積極的に人材を求めている業界や会社を選ぶのはマスト条件です。
Saas業界への転職に興味がある方は以下の記事も併せて読んでみてください。
関連カテゴリー:Saas営業への転職
第二新卒での転職で大手は無理ではないが難しい現実
ここからは、実際に第二新卒での転職で「大手は無理ではないが難しい」と言われる理由について解説していきます。
順に解説をしていきます。
【体験談】第二新卒でも超大企業で内定も出た
これに関してはあくまでの私自身の体験談ベースですが、実際に第二新卒でも大手から内定を獲得できました。
結局、その会社には行きませんでしたが…
もちろん、大手の会社の定義も人によると思いますが、その会社はこんな感じ。
- 時価総額的にも日本TOP100
- 従業員数も1万人以上
ここまでとは言わなくとも、それ以外にもいわゆる上場企業からの内定もいくつか頂けたので、「大手は無理」というのは一概には言えません。
大手は第二新卒を雇わなくても問題ない
大手や有名企業であれば、第二新卒をわざわざ採用をしなくても、新卒就活の時点で優秀な人材を確保できます。
中小企業では到底勝てないコストを投下しています。
実際、私自身もそうだったように、新卒就活の際にはみんながこぞって大企業ばっかりを目指すんですよね。
大手は採用基準のハードルが高い
大企業は一般的なイメージの通り、新卒採用の時点で高いハードルを要求しているケースもあります。
- そもそも学歴フィルターがある場合も
- 高いポテンシャルを要求される
- 第二新卒でも実績を求められる
- 地頭の強さを要求される
などです。
私が第二新卒で大手の面接を受けた際には、他の企業よりも実績について深く聞かれた印象があります。
逆に言えば、学歴や実績などにある程度の自信がある人であれば、大企業でも全然可能性はあります。
しかし、第二新卒歓迎の大手企業はたくさんある
ここまで、第二新卒で大手への転職は難しい現実について話してきました。
しかし、第二新卒を歓迎している大企業はたくさんあります。
※2024/11時点
dodaでは、「第二新卒歓迎」で募集している求人が16万件以上あります。
また、第二新卒を募集している有名企業もあります。
- ソニー
- トヨタ
- 富士通
- リクルート
- メルカリ
- ヤフー
あげればキリがないですが、とにかく沢山の超有名企業でも第二新卒を募集している事実はあります。
第二新卒での転職で門前払いされる人の特徴4選
ここからは、私の体験も踏まえて、第二新卒での転職で門前払いされる人の特徴についてです。
具体的には以下の通りです。
順に解説をします。
第二新卒歓迎以外の求人を選んでいる
私が書類選考に落ちた多くの会社が「第二新卒歓迎」と明記していない会社でした。
20代向けの求人を出していても、基本的には書類に記載の実績やスキルを見られているケースがほとんどです。
逆に、第二新卒歓迎の文言の記載がある会社で見られているのは「伸び代」や「素直さ」です。
明らかに専門スキルが必要な会社を選んでいる
また、私が落ちた多くの求人は明らかに専門スキルが必要な職種でした。
当時はなぜか迷走しており、文系学生なのになぜか研究職みたいなところにばっかり応募していました。
自己分析や企業分析が甘かったといえばそれまでなのですが…
いくら未経験OKといえども、極端に専門スキルが求められる職種にいきなり挑戦するのはやめましょう。
- それ相応の資格を取得する
- 必要なスクールに通う
- 1社挟んで実務経験を積んでから申し込む
などが最低限でも必要です。
また、希望の職種がある場合は、現実的かどうかを転職エージェントに相談するのも手です。
自分一人で転職活動をしている
自分一人で、第三者の意見を取り入れないのも危険です。
ぶっちゃけ、初めての転職で初めから企業側の目線に立って書類作成ができる人は稀です。
私は両親に相談がしづらかったので、友人やエージェントにずっと相談してました。
また、自分一人での転職では、ブラック企業に捕まってしまう可能性もあります。
ブラック企業の見抜き方に関しては以下の記事で詳しく解説をしています。
また、第二新卒での転職でブラック企業を避ける方法については以下の記事で詳細を解説しています。
関連記事:第二新卒はブラック企業しか転職できないは嘘!危険な企業の見分け方を経験者が解説
退職理由に説得力がない
第二新卒での転職を成功させるには「転職理由」をいかに正しく、一貫性を持って伝えられるかが最重要です。
企業側の目線に立って考えてみましょう。
面接官もサラリーマンです。
一番恐れているのは、「すぐに辞めてしまうような人材を採用すること」。
つまり、速攻辞めてしまうような人を採用してしまった責任はどうしても面接担当者に。
企業側も多くのコストをかけて人材を採用しているわけなので、いかに「またすぐに辞めない」と思ってもらえる転職理由を伝えられるかがポイントです。
関連記事:【5選】第二新卒の転職で「いらない!使えない!」と言われる人の特徴
第二新卒での転職で門前払いされないためにすべきこと
ここまで、第二新卒では門前払いされる可能性もある!という話をしてきました。
ですが、なぜ門前払いになってしまっているのか?を真剣に考えて、改めて転職活動をすることで第二新卒での転職を成功させることができました。
具体的に、成功した3回目の転職活動で行ったのは以下の通りです。
順に解説をしていきます。
自己分析を本気で行う
まず、一番時間を使うべきは自己分析。
そもそも面接どころか書類選考で落ちるケールがほとんどでした。
そのため、会って話してみたい!と思ってもらえるような書類作りが必須です。
自己分析が正しくできていないと、魅力的な書類作りはできません。
- 志望動機が過去の経験に紐づいていない
- 転職理由が明確じゃない
- 実績やキャリアも第三者に伝わりやすく欠かれていない
これらは、正確に自己分析をやってこそかける内容。
もし、自分一人でやるのが難しい場合は、転職エージェントに相談し、添削をしてもらいましょう。
また、超具体的な自己分析のやり方については以下の記事で詳しく解説をしています。
関連記事:第二新卒の転職で重要な自己分析のやり方を具体例付きで解説!使えるツールや本も紹介
第二新卒で求められている素養を知る
続いては、第二新卒として何が求められているのかを把握し、それを積極的にアピールをすること。
- 伸び代
- 素直さ
- 入社後にちょっとの育成で成長するか
- 最低限のビジネスマナー
- 新卒就活の時点での会社選びを間違えた理由を把握できているか
- 次は短期離職しない理由が納得できるか
第二新卒での転職では、大それた実績やスキルは不要です。
しっかりと企業側が第二新卒を採用するメリットを理解して、そちらを積極的にアピールできるようにしましょう。
関連記事:第二新卒での転職はやめとけが嘘な理由と成功させるやり方
今伸びている、これから伸びている業界・会社を選ぶ
また、転職を成功させるには、「伸びている業界や会社」を選ぶことも必須です。
実際、私が転職を成功させた時にも、受けていた企業はまさに伸び代だらけのSaas業界でした。
- まだ伸び始めなので、新卒採用で大胆にコストを払って採用する体力はない
- けれども成長中なので人材不足
- 最低限のマナーやスキルがある第二新卒を雇いたい
こんな会社が沢山あります。
そのため、考え方を変えれば第二新卒はこういう会社に就職するにはまさに狙い目です。
私自信、新卒では入社できなかったようなレベルの会社に就職することができています。
関連記事:Saas営業とは?転職におすすめの理由と仕事内容やキャリアパスについて徹底解説
転職エージェントをフル活用する
また、転職エージェントの活用は個人的には必須だと考えています。
というより、無料で書類添削や自己分析、面接対策まで完璧に行ってくれるので使わない理由がありません。
もちろん、使ったからといってそのエージェント経由で転職を100%しなければいけないわけでもないです。
紹介された求人に興味があれば申し込みをするだけです。
第二新卒で転職する際に5~6社登録している人も
上記の方は、第二新卒で転職を成功させましたが、5社の転職エージェントに登録して、その後は信用できる1社に絞って成功させたとのことです。
人間なので、担当者との相性もありますからね…
実際私も5社ほど登録して、結局最後まで利用して居たのはdodaとリクルートエージェントでした。
第二新卒におすすめな転職エージェントの選び方は、最大手の転職エージェントから1社~2社。
そして第二新卒特化型のエージェントから1~2社登録。
第二新卒での転職でおすすめの転職エージェントは以下の通りです。
・リクルートエージェント※イチオシ
公式サイト:https://www.r-agent.com/
・doda
公式サイト:https://doda.jp/
・第二新卒エージェントneo※イチオシ
公式サイト:https://www.daini-agent.jp/
・ウズキャリ第二新卒
公式サイト:https://daini2.co.jp/
その他の第二新卒におすすめの転職エージェントは以下の記事に詳細もまとめています。
関連記事:【キャリアアップ可能】第二新卒や未経験に強いおすすめの転職エージェントランキング
第二新卒で門前払いされる現実はあるが、逃すとより難易度は上がる
結論として、第二新卒の転職では、門前払いされまくるという事実はあります。
私もその経験があります。
しかし、第二新卒を求めている会社は本当に沢山あります。
「第二新卒は甘い」という言葉を鵜呑みにし、転職活動すら挑戦しないというのはただの機会損失です。
ぜひ、この言葉に惑わされずに、挑戦だけでもしてみてください。