第二新卒で転職するときに自己分析必要?
新卒の時のでいいかな…
結局、自己分析どうやったらいいんだ….面倒臭すぎる。
私も新卒で入社した会社では営業職として入社し、毎日のように「営業職を辞めたい」と考えていました。
そして転職のために自己分析をしましたが、実際に本気でやってみると「営業がしたくないわけではなかった」という事実に気づくことができました。
結果、今ではSaas企業で毎日楽しく”営業職”としてフルリモート勤務しています。
そんな経験を踏まえ、本記事では、第二新卒における自己分析のやり方を超具体例付きで詳しく解説をします。
- 正しい自己分析のやり方(具体例付)
- 自分なりの”適職”の見つけ方
- 自己分析を活かして第二新卒転職を成功させる方法
- 自己分析におすすめの無料ツールやアプリ、本
自己分析は確かに正解もないし本当に面倒ですよね。
でも、転職が人生に与える影響は一生です。
本記事を最後まで読んでいただければ、理想の会社や働き方を実現できる日も近いはずです。
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関連記事:【キャリアアップ可能】第二新卒や未経験に強いおすすめの転職エージェントランキング
第二新卒の転職活動で行うべき自己分析とは?
自己分析といえども、ゴールが明確でないとなかなか進められないと思います。
第二新卒の転職ですべき自己分析とは、以下の3点を明確に言語化し、相手に説明できるレベルになることです。
- 自分の価値観
- 自分の強み/弱み
- 理想の働き方
しかし、ここで注意が必要です。
本気で取り組まないと、“嘘の自分”になってしまうケースが多々あります。
普段、社会で生活している中では誰しもが、何者かに装って生活しているからです。
- こう見られたい!
- 自分はこういうことが得意なはず!
- 私はこういうのが大事なはず!
上記のような不要な感情が入った自己分析になってしまっているパターンがよくある失敗例です。
本記事を最後まで読んでいただければ、失敗せずに上記の3点は明確に言語化できているはずです。
第二新卒の転職活動で自己分析が重要な理由4選
改めて、ここからは第二新卒の転職活動で自己分析が重要な理由です。
新卒の時にある程度自己分析したし….
それだけで転職時に自己分析をしないのは危険です。
なぜならば、転職を考えているということは
- 新卒時の自己分析が誤っていた可能性がある
- 実際に働いてみてわかる新事実もある
これらに当てはまるケースがあるからです。
そして、特に第二新卒での転職時こそ自己分析が重要な理由は以下の通りです。
順に解説をしていきます。
未経験の職種や業種に挑戦できるチャンスだから
未経験の職種や業界に挑戦したいと考えているのであれば、第二新卒での転職が絶好のチャンス。
一般的に20代後半以降になってくると、転職で見られるのは「実績」です。
しかし、第二新卒であれば一番重視されるのはポテンシャル、すなわち伸び代。
もし、新卒で入社した会社が合わないと思っているのであれば、ここで適職を見つけて転職をしないと、せっかくの好機を逃すことになります。
このタイミングで必ず自分の本当にやりたい仕事を見つけて、成功させましょう!
関連記事:【後悔するな】第二新卒での転職はやばいからやめとけが嘘な理由と成功させるやり方
企業とのミスマッチをなくすため
企業側が、採用時に一番見ているのは「自分の会社に合っているかどうか」です。
会社としては1人を採用するだけでも、月給などは日にならないくらいにコストをかけています。
また半年とかで辞められたら企業はたまったもんじゃありません。
そのため、また同じように辞めないかどうかを一番力を入れて見極められるのが第二新卒の転職の特徴です。
でブラック企業を避ける方法については以下の記事で詳細を解説しています。
関連記事:第二新卒はブラック企業しか転職できないは嘘!危険な企業の見分け方を経験者が解説
自分の強みを知るため
自分の強みはなんとなくわかっていても、それを実際に企業側に伝えられなければ意味がないです。
自分の強みをしっかりと業務内容に紐付けて伝えることが大切です。
御社のこの業務にこの強みをこう活かして貢献できます!というイメージです。
また、自分の強みを活かせない職場ほど退屈なものはないですよね…
ぶっちゃけ、苦手な仕事をやっていても一生成果も出ないですし、楽しくもないです。
まずは自分の強みを正確に知って、それを活かせる仕事を見つけることが大切。
転職活動を速攻で終わらせるため
転職活動を速攻で終わらせるためにも自己分析はかなり重要です。
転職活動は大まかに下記の流れで進みます。
ここで一番重要なのが、STEP1~STEP3まで一貫性があること。
一貫性がなければ、嘘をついていると思われ信用されず、内定も獲得できません。
自己分析できていないと希望する会社を見つけることもできないので、そもそもスタートラインにすら立てないです。
効率よく転職を終わらせるために最初に時間をめちゃくちゃかけて自己分析を完璧にしておきましょう。
関連記事:20社以上に門前払いされた第二新卒の転職の現実と成功させた体験談を紹介
第二新卒の自己分析はまず自分の適職の定義を決めることから
前段が長くなりましたが、ここからは早速自己分析に入っていきます。
まず自己分析で行うべきは、自分にとっての適職とは何か?を定めることです。
これが決まっていないと、そもそも企業を選ぶことすらできません。
適職かどうかの重要なポイントは全て下記の3点に集約されます。
ここから順に説明していきます。
長くなりますが、これやるとワクワクしてきますよ!
①働き方や給料について
まずは、一番大切な理想な働き方や給料についての整理です。
働き方の具体例は以下の通りです。
- 週に1日以上はリモート勤務をしたい
- 土日祝日は絶対休みがいい
- 残業時間は月に20時間まで
- 給料は手取りで月収25万円以上
- ボーナスは1ヶ月分は最低でも欲しい
- 勤務地は家から30分圏内
- 仕事終わりにジムが近いところ
- 将来的には20代のうちに年収800万円が欲しい
あくまでも一例ですが、とにかく数字を使って具体的に書くことが重要です。
そして、これらを書き出した後は、必ず優先順位づけを行います。
全てを満たしている求人や企業が見つかれば理想ですが、現実はそうはいかないもの。
譲れないものは2~3個選んで、それ以外は順番だけ決めておきましょう。
また、ぶっちゃけ業界によって平均年収は変わってきます。個人のスキルや会社だけで決まるものではありません。
業界別の平均年収ランキングは以下の図のとおりです。
業界 | 平均 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
金融 | 454万円 | 551万円 | 383万円 |
メーカー | 453万円 | 488万円 | 372万円 |
総合商社 | 446万円 | 496万円 | 366万円 |
IT/通信 | 436万円 | 465万円 | 383万円 |
建設/プラント/不動産 | 421万円 | 455万円 | 357万円 |
インターネット/広告/メディア | 412万円 | 455万円 | 370万円 |
もちろん、業界が全てではないですが、「お金が大きく動く業界ほど高年収」なのは事実です。
業界選びを失敗すると、なかなか給料が上がらないなんてこともザラです。
また、土日休みなどが必須条件なのであれば、サービス業などの業界は外れますし、企業選びにおいてこの軸を明確にするのは必須です。
②仕事の内容について
続いては、仕事の内容についてです。
私はここの部分を深ぼった結果、人生が変わりました。
私は「営業職をとにかく辞めたい」との思いだけで転職活動を行なっていました。
しかし、ここを深ぼったおかげで勘違いに気づき、今でも営業職として働いていますが、楽しく働くことができています。
具体的なやり方は「今の仕事の内容を作業レベルに深掘って、好き嫌いを判別する。」これだけです。
ぶっちゃけ、仕事の内容ってどんどん細分化していくと、要はただの作業なんです。
私の時の深堀の具体例は以下の通りです。
前職での営業職の細分化の例
・出社の際の流れ
→オフィスのドアを開ける
→全員に挨拶回りをする
→ニュースを読み込む
→………
・テレアポをする
→リストを作る
→繋がりやすそうなところの目星をつける
→電話を操作する
→電話をかける
→人と話す
→商品の説明をする
→たまにガチャぎり
→………
・飛び込み営業をする
→外を歩く
→ピンポンを押す
→入った瞬間に全社員になんか見られる
→名刺を渡す
→人と話す
→たまに怒鳴られる
→………
・商談をする
→挨拶をする
→質問する
→相手の話を聞く
→商品の説明をする
→お礼の品を持っていく
→接待をする
→………
あくまでも、一例ですが、営業活動と言っても無数にすべきことがあります。
そして、作業レベルに分解した後に、好きなこと嫌いなことを分類していきます。
そこで私が気づいた嫌いな作業は以下の通りでした。
- オフィスのドアを開けて全員に向けて大声で挨拶をする(体育会系の会社でした)
- 名刺を渡す作法がめんどくさい
- 接待とかの営業
- 顧客に怒鳴られたり罵倒される
逆に、よくよく考えると、人と話したり商品の説明をすることは好きだと気づいたんです。
そのため、上記の嫌いな作業をしなくて済むような営業職へ転職をしたい!と思い、別会社へ転職。
Saas業界の営業職への転職でしたが、下記を実現できました。
- フルリモート勤務
- 全部オンライン商談
- 名刺渡すとか作法も不要だし、接待とかも勿論なし
- 法人営業なので怒鳴られるとかもない
補足ですが、営業職で転職を考えているのであれば、これらが実現できる可能性の高いSaas業界への転職を当ブログでは当ブログではおすすめしてます。
別の記事でも詳細を解説しているので、興味があれば読んでみてください。
関連記事:【現実】Saas営業は難しい?きついと言われる理由を経験者を徹底解説
関連記事:【現役が選ぶ】Saas営業への転職に強いおすすめの転職エージェントと転職サイト
③人間関係について
続いては、理想の人間関係についてです。
- どんな性格、どんなモチベーションの人と働きたいのか?
- 飲み会は多い方がいいのか?
- 会社とプライベートは切り分けたいのか?
- 上下関係はどんな厳しさ?
- 年齢層は若い方がいい?
など、これらについて整理をします。
でも、人間関係なんて求人情報見てもわからなくない?
確かに、求人情報だけでは読み取ることはできないですが、転職では面接などで確認できます。
新卒時の就職活動では、一般的に面接は人事や役員クラス、社長が行うことがメインです。
しかし、転職活動では基本的に実際に働くであろう部署の上長とも面接を行います。
また、転職サイトに載っている情報だけでは不十分なのは企業側も理解しています。
そのため、転職活動の一般的な流れとしては
- 深く理解はできていないけど求人に申し込む
- 書類に通過
- 面接内で求めている人間関係の雰囲気かどうかを聞く
という形で、面接を行なっていく過程で志望動機が上がったり、社内事情を聞くのが普通です。
転職活動では、こちらも会社を”選ぶ側”ですからね!
気にせず失礼のないようにガンガン質問しましょう。
また、「自分に合っている上司や部下がうまく言語化できない…」という場合にはミイダスの無料診断もおすすめです。
- ストレスを感じやすい条件や環境
- どのような上司と相性が良いか
とかもサクッと5分くらいで無料診断してくれて、言語化してくれます。
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【具体例付】第二新卒の具体的な自己分析のやり方5STEP
基本的に、自己分析のコツは過去から現在、そして未来という順番で正しく行うことがポイントです。
めちゃくちゃめんどくさそう…
確かに時間はかかりますが、しっかりやって後悔はないはずです。
ここからは早速、以下の5STEPに細かく分類して具体例付きで解説をしていきます。
ぜひ参考にして一緒に自己分析をしてみてください。
順に解説をしていきます。
STEP1:キャリアの棚卸しを行う
まず一番最初に行うべきは、キャリアの棚卸しです。
一見難しそうですが、第二新卒の転職であればそこまで深く考える必要はありません。
具体的に行うことは以下の通りです。
- 業務の1日の流れを具体的に書き出す
- その中で工夫したことを書き出す
- 実績があればその内容も書き出す
例えば、私の場合はこんな感じでした。
時間 | 行ったこと | 工夫や実績 |
---|---|---|
6:00~ | 経済番組や経済誌を読み込む | アウトプットの量も意識し、社内で推奨株の発表を行った |
7:30~ | 出社し、当日の株価の予測を立てる | チャートを分析し、ロジカルに顧客に伝えるように練習をした |
9:00~ | 飛び込み営業 | 効率よく回るためのルートを考え、顧客になり易い富裕層の土地柄を図書館で調査し、回った |
12:00~ | 帰社&ランチ | 積極的に社内の先輩や後輩を誘い、営業ノウハウの情報交換に努めた |
13:00~ | テレアポ | 先輩の録音を毎日5件以上聞き、トークスクリプトの精査をした 1時間ごとにトークを変え、アポ取得率の変化を分析した 【実績】月間アポ取得数は支店内15人の中で1番 |
15:00~ | A社の社長に提案 | 事前準備に時間をかけ、先方の興味のある分野を徹底的に調べた 提案資料は積極的に上司にFBをもらい、ロープレも依頼した 【実績】月間契約単価が支店内15人の中で3番 |
16:00~ | 上司への報告 | 自分なりの反省点や仮説も併せて必ず報告するようにした |
17:00~ | 部内でのMTG | 積極的に議事録やタイムマネージャーに手を上げ、効率的なMTGを意識した |
18:00~ | 残務の整理 | 翌日以降に気持ちよく仕事を始められるように、当日のタスクは必ず当日に完了させた |
上記はあくまでも一例ですが、これがそのままあなたの職務経歴書の内容になります。
ただ実績を書くだけだと、相手には信用してもらえません。
ですが、過去のどんな業務のどんな経験からそう言えるのか?をしっかり伝えられることで、説得力がぐんと増します。
STEP2:転職したい理由を明確にする
続いて行うべきは転職の理由を明確にすることです。
まずはとにかく思いつく限りに書き出してみましょう。
- 上司と合わない
- 営業を辞めたい
- 給料に不満がある
- 仕事にモチベーションが湧かない
まずは、ざっくりとした辞めたい理由でOKです。ただ、これだけでは転職活動においては抽象的すぎます。
ここからのポイントは「なぜなぜ分析」を行うことです。
これを実際に行ってみると、自分が辞めたいと思う本質的な理由に気づいたり、言語化することができるようになります。
例えば、上司と合わないということであれば以下の通りです。
なぜ?
なぜ?
なぜ?
なぜ?
なぜ?
上記はあくまでも例ですが、このように「なぜ?」を繰り返すことで気づける問題もたくさんあります。
今回は、上司と合わないという抽象的な理由でしたが、次の職場では「定量的な分析やフィードバックを得られるような職場」や「そういう上司がいる環境」というのがある程度理想的というのがわかりました。
書き出した全ての理由に対して「なぜなぜ分析」を行ってみましょう。
STEP3:自分の強みを明確化する
続いては、自分の強みを言語化します。
長所なんてないよ….
そういう方は、短所を言い換えるだけでも問題ありません。
仕事に結びつく強み
・お客様とすぐ仲良くできる
→協調性、コミュニケーション力
・毎日業界知識のインプットをした
→継続力、忍耐力
・会社で勉強会を実施した
→成長意欲・責任感
短所を言い換える
・プライドが高い
→成長意欲がある
・抱え込みやすい
→責任感がある
・マイペース
→落ち着きがある
これらも、実際の業務内容に紐づけて伝えなければ、説得力が出ません。
また、どうしても思いつかない場合は、無料の診断ツールを使って言語化し、それを業務内容に紐づけるのもお勧めです。
詳細は後述しますが、強み診断でお勧めなのは以下の3つです。
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- 約30分かかるが、それだけ精度も高め。
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関連記事:【無料】グッドポイント診断は強みがわかる自己分析ツールとして最強|評判や口コミも紹介
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STEP4:仕事に対する価値観を整理する
最初にお伝えした、適職の定義を定めるという項目である程度定まっているはずですが、改めて価値観について深堀ります。
具体的には、以下の3点です。
- 何のために仕事をするのか
- どんな時にやりがいを感じるのか
- 仕事で何を求めるのか
ここも、綺麗事ベースではなく、自分の言葉で書き出すのがポイントです。
●何のために仕事をするのか
- お金を稼ぐため
- 世間体のため
- 会社でしかできない経験をするため
- 〇〇業界に携わりたいから
- 社会貢献のため
●どんな時にやりがいを感じるのか
- 人に感謝をされた時
- 数字で成果が目に見える時
- 創意工夫の余地がある時
- チームで目標を達成した時
●仕事で何を求めるのか
- 良質な人間関係
- 双方向でモチベートし合える同世代の仲間
- チャレンジし易い失敗も許される環境
- 自分の〇〇という資格や経験を活かせる環境
上記のような形で書き出します。
余裕があれば、優先度順に並び替えたりするのもおすすめです。
とにかく思いつく限り書き出してみましょう!
STEP5:将来のキャリアビジョンを明確にする
最後は、実際にキャリアビジョンを明確にする作業です。
ここも割と重要なポイントで、これがわかることで「達成するためにどんな会社を選ぶべきか?」が理解できます。
具体的には、以下の通りです。
●2年後
- 営業職としてチームリーダーになり、数名の部下を率いて仕事をしたい
- エンジニアとして幅広い経験を積み、事業会社へ転職をしたい
- マーケティング領域にも詳しい営業職になるために、部署関連系のある営業職に就きたい
●5年後
- 営業として、現場ではなくマネジメントや戦略設計を行いたい
- 新卒や中途の採用担当になり、社内の組織改革を行いたい
- エンジニアとして業務委託でフリーランスとして働きたい
これらも、突拍子のないことを言っても信用してもらえません。
あくまでも過去の経験や、今自分が頑張っていることなど、事実と紐付けて説明をできるようにしましょう。
長かったですが、これで転職に必要な自己分析の土台は完成しました!
第二新卒の自己分析でよくある失敗例や注意点
ここからは自己分析の際によくある注意点について解説をします。
私はこれらの失敗で、新卒の会社選びを間違えたかもしれません。
具体的には以下の通りです。
順に解説をします。
企業探しも同時に始めてしまう
一番多いのは、理想の企業を先に探してしまうことです。
もちろん、求人を探すことは、転職市場を理解することなので悪いことではありません。
でも注意すべきなのは、「企業の求める人材に合わせて自己分析してしまっていないか?」という点です。
今思うと、私も新卒時には憧れの会社に入社するために創った自分で就活をしていたのかもしれません。
企業探しをしたとしても、そことは完全に切り離す意識をして自己分析を行いましょう。
自分一人で完結させてしまう
自分一人だけで自己分析を完結させてしまうのも注意が必要です。
- 企業側の目線に立って考えられていない
- せっかくの強みなのに気づけていない
- 非現実的なキャリアビジョンになってしまっている
などが起こりうるからです。
そのため、友人や両親なども巻き込んで、自分の強みを確認してみたり、自分の理想が第三者にも違和感なく伝わるかを聞いてみましょう。
また、
- 現実的なキャリアビジョンになっているかどうか
- 企業側の目線に立てているか
などに関しては、転職のプロに相談をして、一度現実と照らし合わせてみることも忘れないようにしましょう。
第二新卒での転職という特性を理解していない
一般的な転職市場と異なり、第二新卒で一番求められているのは以下の通りです。
- 伸び代やポテンシャル
- 基本的なビジネスマナー
- 志望動機や転職理由に一貫性があるかどうか
そのため、過度に実績を誇張してアピールをしたりする必要はありません。
逆に言えば、「育成しづらそう」「社内の雰囲気に合わなそう」などと懸念される心配もあります。
そのため、第二新卒で求められているのは実績や戦力性よりも、上記のポイントであることを意識しておきましょう。
第二新卒での転職メリットやコツについては以下の記事でも解説をしています。
関連記事:【大嘘】第二新卒は甘いは嘘。逃げでも人生終了でもなく、むしろ狙い目だから転職すべき理由
関連記事:第二新卒での転職は「やばいからやめとけ」が嘘な理由と成功させるやり方
第二新卒の転職を自己分析を武器に成功させる具体的な流れ
ここまでで、自己分析を完璧にし、武器を手に入れました。
- 理想的な職場
- 自分の強みや実績
- 転職したい理由
- 次の職場に求める条件
そして、これらの武器を実際に活用して転職活動を成功させる流れは以下の通りです。
- 転職サイトで求人を確認する
- 転職エージェントに相談・壁打ちする
順に解説します。
関連記事:【超具体的】第二新卒の転職の流れとスケジュールを経験者が詳しく解説!
転職サイトで求人を確認する
まずは、世の中に理想の求人があるのか?どれくらいの求人があるのか?だけでも把握しておきましょう。
これをしておかないと、今後転職エージェントに相談した時にも、それしか選択肢がないのかどうかの区別がつきません。
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転職エージェントに相談・壁打ちする
ここまできたら、実際に転職エージェントに相談をしたり、壁打ちをしましょう。
逆に言えば、自己分析もある程度自分で行っている人は、転職エージェントにとっては最高のお客様な訳です。
実際に自分で行った自己分析の結果をもとに
- 理想の求人はないか?
- この強みや実績で理想の企業に転職できるか?
などを相談しましょう。
第二新卒におすすめの転職エージェント
第二新卒でまず、転職を考えた際におすすめの転職エージェントは以下の通りです。
●業界最大手の総合型転職エージェント
・リクルートエージェント
公式サイト:https://www.r-agent.com/
・doda
公式サイト:https://doda.jp/
・マイナビジョブ20’s
公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
●第二新卒特化の転職エージェント
・第二新卒エージェントneo
公式サイト:https://www.daini-agent.jp/
・ウズキャリ第二新卒
公式サイト:https://daini2.co.jp/
迷った時は、業界最大手のリクルートエージェントに加えて、第二新卒特化型のエージェントから1社を選びましょう。
絶対にダメなのは、1社にしか登録しないことです。
というのも、転職エージェントも人間なので、当たり外れや相性があります。
私自身も、かなり多くのエージェントを利用してきましたが、担当者によっては話にならず、全く利用をしなくなったところもあります。
特に、初めての転職であれば、なるべく多くの人の意見をもらって客観的なアドバイスを受けるようにしましょう。
また、第二新卒におすすめの転職エージェントについては以下の記事でランキング形式で紹介もしています。
関連記事:【キャリアアップ可能】第二新卒や未経験に強いおすすめの転職エージェントランキング
無料で自己分析できるおすすめのアプリやツール、本のランキング
ここからは、第二新卒の自己分析において大きなサポートとなるアプリやツール、そして書籍の紹介になります。
気になるところに飛んでみてください。
- 自己分析におすすめの本ランキング
- 自己分析におすすめの無料診断ツール
順に解説します。
第二新卒の自己分析におすすめな本のランキング
まずは、自己分析に活用できるおすすめの書籍の紹介です。
1位:ストレングスファインダー
所要時間:35分
自己分析におすすめの本は?と聞かれたらぶっちぎり1位でおすすめするのがこちら。
約35分かかる上にもちろん書籍代がかかりますが、人生で一度受けておいて損はありません。
約34個あるうちの資質から、自分の強みを知ることができますが、知るだけではなくてそれを生かすために
- どのような行動をすべきなのか?
- どのような仕事につくべきなのか?
- どのような人と関わるべきなのか?
など、具体的な行動指針に落とし込んで知ることができます。
2位:本当にやりたいことの見つけ方
所要時間:1日~1週間
こちらは、中田敦彦さんのYouTube大学でも取り上げられ、話題になった本です。
こういう本って世の中にたくさんありますが、正直かなり抽象的な本が多いんですよね。
しかしこの本は、あくまでもロジカルに、誰でもこの本の順番でやれば本当にやりたいことが嫌でも見つかります。
私も実際やりましたが、本気でやったら1週間くらいはかかるので覚悟は必要ですが、転職だけではなく人生レベルで役立つ経験になること間違いなしです。
3位:メモの魔力
所要時間:1週間~数週間
メモの魔力は、一時期かなり話題になったビジネス書です。
この書籍の中では、メモをとる習慣の重要性や、メモからアイデアを生み出す方法などが書かれています。
自己分析と何か関係が?
この著者の前田さんは、メモをすることで自分の好きなことなどに気づくことができると論じており、自己分析本としても有名なんです。
具体的には、書籍の中で自己分析のための「1000の質問」というのが用意されています。
ぶっちゃけ、量が半端ないので挫折する可能性は高いと思いますが、死ぬ気で自己分析をやりたい人にはおすすめです。
第二新卒の自己分析におすすめな無料診断アプリ・ツールランキング
続いて、無料で使える自己分析向けのツールやアプリのランキングです。
書籍と違い、お金もかからないですし数分〜数十分で出来るものがほとんどなのでやってみて損はないものばかりです。
1位:Re就活
所要時間:3分~5分
まずはざっくりと自分の強みや適職を知りたい人は、必ず一度は受けてほしい診断テスト。
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実際の私の診断結果のほんの一部をご紹介。本当はこれ以上にかなり詳しく診断結果や、おすすめの職種などが書かれています。
これらの診断結果に基づいたおすすめの仕事なども検索ができて、まずは一番最初に受けてみて損はないはずです。
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2位:ミイダス
所要時間:約30分程度(年収診断だけなら5分)
続いておすすめなのが、ミイダスのコンピテンシー診断です。
- どのような上司と相性が良いかがわかる
- ストレスの感じやすい条件や環境
- 自分の強みや能力要素を言語化
自分ではわからないような細かい粒度で診断ができます。
一般的な診断ツールでは、強みがわかる程度のものが多いですが、「ストレスを感じる環境」や「どんな上司や部下がいると輝けるか」なども診断してくれるのはミイダスならでは。
サクッと適正年収を知るだけの年収診断であれば5分でできますよ!
ちなみに私の年収診断はこんな感じでした。
正直、高めに設定されている気はしますが、悪い気はしないですね。
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3位:リクナビNEXT
所要時間:約30分
最後におすすめなのが、リクナビNEXTのグッドポイント診断です。
具体的には、下記の18の資質の中から、自分に合った5つがわかります。
親密性/冷静沈着/受容力/決断力/悠然/柔軟性/現実思考/自己信頼/バランス/社交性/高揚性/自立/慎重性/俊敏性/継続力/挑戦心/感受性/独創性
もちろん、これらのより詳細の特徴や、活かし方なども書いてありますよ!
- 自分の強みの言語化や書類作成時に使える
- リクナビ経由での応募時に、添付して企業側に渡せる
- リクルートならではの長年の経験が詰まった信用できる診断ツール
1番のポイントは、応募時にリクナビから経歴書と一緒に送れることです。
時間がある時にサクッと一度受けてみましょう。
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まとめ:第二新卒の転職を成功させるには自己分析にとにかく時間を使うべき
結論、自己分析は転職活動において本当に重要です。
とはいえ、ぶっちゃけ口がうまくて最低限のマナーがあれば、内定は出ると思います。
でも、内定がゴールではないです。
あくまでも理想の人生を歩むために「転職」という手段を活用するだけ。
確かに、自己分析を本気でやれば時間はかかりますし、面倒臭いです。
転職エージェントに相談するにしても30分〜1時間はかかります。
でも、ここをサボって適当にやった転職活動では、確実に良い未来は待っていないはずです。
面倒くさがらずに、ぜひ自己分析には時間を使って転職活動を成功させてください!